1983年1月17日(日付変更線を越えたため1月16日はない。)
0400 頃アッツ島北方約15マイルで針路を242゚ に変更し、ベーリング海を出る。あとは千島列島に沿って南下し、ついで北海道、本州だ。0730 起床、入浴。朝食時、機関長から72回転減速運転はいつまで続けますかと船長に質問。機関長によると、72回転にすると1日消費量は35トン位で、88回転時のそれに比べ半減するが、もし後に遅れを取り戻そうとして回転を上げ、無理をすると排気温度が上昇し、良くないという。Turbo charger 出口の排気温度は350゚ と指定されており、390゚ になることは避けるべきであると instruction にあるところ、390゚ 位になるであろうという。船長、本日の正午までと。それでも到着が早すぎると見込まれるときは機関を止め、流すという。72回転に減速してからも約18ノット出ているから、燃料消費の点からいうと理想的だが、エンジンにはいろいろ難しい問題があるらしい。0820 左舷正横後ほぼ1点の朝日の方向写真撮影2枚<28、29>。
0900 頃、船体はゆるやかなローリングのみ、最大左舷10度位まで、周期17秒程度。左舷に傾いたとき写真撮影1枚<30>。0935 写真撮影1枚<31>。1150 頃、雪のため視界は約1マイルに制限される。午後、夜、ゆるやかなローリングの中、順調に航行。

16th of Jan. was skipping because ship crossed date line westward on 14th of Jan.
0342 Bore Cape Wrangell of Attu Id on <170゚> 17.5’ off & a/co to <242゚>
0400 Sea rather rough    S log 257’
4 における針路242、風向NE、風力5、天候o、気圧994.5
大気温度 乾マイナス1.0・湿マイナス1.5、海水温度3.5、主機回転72.4、Log65、OG65
0800 Sea moderate                           S log 322’
8 における針路242、風向NE、風力4、天候bc、気圧995.0
大気温度 乾1.0・湿0.0、海水温度3.5、主機回転72.3、OG70、Log65
Put ship’s clocks ab’k 0h−15m
Noon Sea moderate
a/co to 240゚                          Reset S log showing 392’                        
Noon における針路242、風向E、風力4、天候s、気圧996
大気温度 乾マイナス1.0・湿マイナス2.0、海水温度3.0、主機回転72.3、OG70、Log70
1210 Increared engine revolution to 86 rpm for adjusting arrival time
1600 Sea rather rough     S log 78’
16 における針路240、風向NE、風力5、天候o、気圧995.5
大気温度 乾マイナス1.0・湿マイナス1.5、海水温度3.0、主機回転86.2、Log78
2000 Sea slight         S log 157’
20 における針路240、風向ENE、風力3、天候bc、気圧997.0
大気温度 乾0.0・湿マイナス1.0、海水温度3.5、主機回転86.9、Log79
Put ship’s clocks ab’k 0h−30m
M.N. Sea moderate
Reg. lights were strictly attended to
Round made, all’s well                      S log 245’
正午位置 実測 52−06N 168−48E
航海時間 24−45
航海距離 407
航進時間 24−45
航進距離 407
平均速力 16.44
推測距離 392
同上平均速力 15.84
距離 From 2,995(+40) To 1,723
海潮流 Tidal
二港間の合計
航海時間 6−15−40
航海距離 2,995
航進時間 6−13−48
航進距離 2,977
平均速力 18.87
推測距離 2,840
(D. Run by Log)
平均速力 18.00
(Av. Sp’d by Log)

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