日韓弁護士協議会

経過報告

1.1977.6.3.韓日弁護士協議会設立準備委員会発足
在日韓国人の権益擁護・生活安定・文化向上等を効率的に達成するため差別撤廃運動と併行して在日韓国人の幅ひろい苦悶と隘路を解決する生活相談問題の大部分が法律問題であるのに鑑み、その弁護活動の体系確立のため日本弁護士たちの韓国民団法曹協会を組織しましたが日本弁護士のみでは解決しがたい問題がありましたので、これを側面的に支援すると同時に韓日友好増進のため両国法律家たちの積極的な協力介入が要請され、1977.6.3.韓国民団法曹協会の相馬達雄会長と山崎忠志弁護士・平木純二郎弁護士・末永善久弁護士・谷正道弁護士ならびに民団大阪地方本部洪正一民生部長等が訪韓してその意を伝え、文仁亀弁護士外多数の韓国弁護士が積極的に賛同しソウル第一弁護士館(当時)で韓国弁護士協議会設立準備準備委員会を開催し、創立総会を1977.9.15.日本大阪に於て開催することとなったのが韓国側事情により延期された。
2.1980.12.14.創立総会
(1) 1980.12.14.日本大阪国際ホテルに於て韓国弁護士14名、日本弁護士55名が参加され在日本大韓民国居留民団中央本部主催、同団大阪地方本部主管、韓日親善協会、韓日議員連盟後援の下に韓日両国の法令並びに判例を相互紹介し、在日韓国人の権益擁護と韓日親善を目的とする韓日弁護士協議会創立総会開催
(2) この総会で韓日弁護士協議会規約を通過させ、韓国側が会長に文仁亀弁護士を、日本側会長に相馬達雄弁護士を各初代会長に選出
(3) 日本国衆議院 中野寛成議員が「在日韓国人の差別問題に関し」講演
(4) 協議会の目的達成のため邁進することを約し、韓日法的地位協定および国際
人権規約の基本理念に立脚する在日韓国人の法的地位向上のため努力し、両国の憲法精神に基づく民主主義の擁護と発展のため在日韓国人の差別撤廃に尽力するとの決議文を採択
(5) 翌日、協議会会長団並びに韓国弁護士等が大阪府庁・大阪市庁・駐大阪韓国総領事館、在日居留民団大阪地方本部及び大阪弁護士会を訪問
3.1981.6.29.第2回定期総会
(1) 1981.6.29.韓国ソウルプラザホテルで開催され、法制研究委員会・権益擁護委員会・親善交流委員会の三分科委員会設置議決
創立総会で採択された決議文を再確認
(2) 同総会にて韓国史料研究所 金正柱所長が「韓日関係の過去と将来」の演題で講演
(3) 「在日韓国人の法的地位」の主題で行われたセミナーでは、田駿在日居留民団権益擁護委員長が民団の権益擁護運動に対し発表
4.1981.12.6.第3回定期総会
(1) 1981.12.6.東京日本消防会館で東京総会を開催
同総会で議決された重要議案は
i) 韓国重要法令の翻訳事業
ii) 在日韓国人のための法律相談事業
iii) 両国法令・判例に関する比較研究事業
iv) 会誌刊行事業
(2) つづいて韓国人に対する差別撤廃と権益擁護、韓日両国法律の共同研究・判例相互紹介・法律書籍刊行を通じて法律文化向上に努力し、韓日両国民間の親善交流の拡大強化を期する旨の決議文採択
(3) 記念セミナーに先立ち
i) 韓日議員連盟和田耕作衆議院議員から在日韓国人の法的・社会的地位向上に対する報告
ii) 樺太抑留韓国人帰還訴訟実行委員会の三原令事務局長から、樺太抑留韓国人帰国訴訟に関する報告
iii) 在日韓国人の国民年金を求める会の有吉克彦事務局長が、在日韓国人の国民年金を求める運動に関し報告
(4) 「物権変動に関する韓日法令の比較研究」を主題に安二濬弁護士と松本博弁護士が、また「家族法に関し韓日法令の比較研究」を主題に柳鉉錫弁護士と小田光紀弁護士が各発表・討論
5.1982.10.29.座談会開催
第3回総会で承認された会誌刊行事業を実行するため、1982.10.29.ソウルプラザホテルに於て協議会両国会長及び両国会誌編集委員等が参席し「韓国の裁判制度とその実態」を主題にして座談会を開催
6.1982.11.20.第4回定期総会
(1) 1982.11.19.より11.22.までソウル新羅ホテルに於て日本会員50名、韓国会員80名が参加し、ソウル総会を開催し同総会で
i) 1983年夏期在日韓国人のための生活及び法律相談活動事業を実行する。
ii) 1983年第5回定期総会を同年秋頃京都で開催することを議決
(2) つづいて記念セミナー開催
「転換期にある韓国弁護士界」を主題に金興漢弁護士が、また「現代社会に於る弁護士の役割」を主題に山本浩三弁護士が各発表・討論
(3) 日本側の責任編集による会誌創刊号発刊
7.1983.8.2.より8.4.まで法律相談実施
第3回ならびに第4回総会において議決された在日韓国人のための法律相談事業を実行するため、韓日各30名の弁護士が1983.8.2.より8.4.まで日本全国8地区(東京・大阪・兵庫・京都・愛知・神奈川・福岡・北海道)で法律相談を実施、その相談件数は200件を超え盛況裡に行われた。
8.1983.11.26.第5回定期総会
(1) 1983.11.26.日本京都グランドホテルで開催
(2) 同総会で1983.9.1.未明に発生した非武装旅客機である大韓航空機に対しソ連軍用機の攻撃により撃墜された事件を糾弾しその被害補償履行を促し、樺太抑留韓国人の送還のため積極的な努力を要望する旨の決議文採択
(3) つづいてセミナーが開催され「交通事故における損害賠償算定の比較研究」を主題に李載厚弁護士と中嶋進治弁護士が発表・討論
9.1984.3.30.法律相談集発行
1983.8.2より8.4.まで実施された法律相談中で在日韓国人たちが当面する法律問題のうち数多く共通する事例を集約して「在日韓国人のための法律相談」を製作し、韓国側が発刊して在日同胞に配布され、また相談弁護士の参考資料とした。
10.1984.7.31.と8.1.法律相談実施
第2次夏期法律相談を1984.7.31と8.1.に日本全国11地区(大阪・神戸・京都・名古屋・福岡・仙台・北海道・神奈川・東京・広島・愛知)でそれぞれ実施
11.1984.10.27.第6回定期総会
(1) 1984.10.27.釜山コモトホテルで第6回定期総会を開催、同総会において法務部長官より相馬達雄会長に対し感謝牌を贈呈
(2) この総会で両国会長を留任させ
i) 協議会会員拡張に努力し、会員名簿を発刊する
ii) 1985.7月下旬頃日本会員の主導下に第3次在日韓国人に対する法律相談を実施する。
iii) 日本国九州地域支部と韓国の釜山地域支部を設置する。
iv) 第7回定期総会を1985.11.初頃東京で開催するなどの事業計画案を議決
(3) つづいて在日韓国人に対する外国人登録法の指紋押捺制度を廃止するか簡素化する方向に是正措置することと在日韓国人の本国においての法律違反等による帰還が遅延する場合に永住権が喪失されないよう人道的考慮がなさるべき旨の決議文採択
(4) 「夫婦・親子関係を中心とする家族制度」を主題に金駿洙弁護士と植山昇弁護士が各発表・討論
(5) 第3回協議会会誌を日本側で発行し、釜山MBC放送局で韓日弁護士協議会設立目的と活動に関し座談を放送
12.1985.7.25.法律相談実施
第6回総会で承認された在日韓国人に対する第3次法律相談を東京・大阪各居留民団本部事務室で実施
13.1985.11-30.第7回定期総会
(1) 東京西新宿の京王プラザホテルで東京総会開催、同総会で第4次夏期法律相談を1986.7月末頃開催し、第8回総会は1986.10月下旬頃ソウルで開催することを議決
(2) 日本文化女子大学荒川孝教授が「韓日国交20周年を記念して」を演題に韓日経済問題に関し、また桃山学院大学徐龍達教授が「定住外国人の人権に関して」を演題に各講演
(3) つづいて「指紋押捺問題」を主題に高池勝彦弁護士と谷口房行弁護士が、「捜査上の自白の証拠能力」を主題に、白亨球弁護士が各発表・討論
(4) 第4号協議会会誌を韓国側で発刊
14.1986.10.25.第8回定期総会
(1)
ソウルアンブェセーホテルでソウル総会開催
文仁亀会長と相馬会長が各会長に再選されたが、その後1987.2.文会長が大韓弁護士協会長に就任され任甲寅副会長が韓国側会長に就任
(2)
同総会で在日韓国人の法的地位向上が韓日関係の基本問題であることを認識し在日韓国人に対する指紋押捺制度の撤廃と不法入国者に対する処遇の改善等、在日韓国人の権益擁護のため尽力し、1986年が世界平和の年であることを銘感しながら人類の繁栄と国際平和の緊要性を認定し人権思想を再確立しながら人間平等の理念を具現するよう努める旨、決議文採択
(3)
外国語大学校 金悳教授が「東北亜の政治軍事情勢」に関し記念講演をなされた。
(4)
この日、行われたセミナーで「医療過誤の法的側面と医学的側面」を主題に、印貞憲弁護士と米田泰邦弁護士が、また「民事訴訟においての外国居住者に対する送達問題」を主題に柳鉉錫弁護士と濱田英敏弁護士が各発表・討論
(5) 協議会会誌第5号を日本側で発刊
15.1987.10.30.下関市、福岡市で在日韓国人のための法律相談を実施
16.1987.10.31.第9回定期総会
(1)
福岡市の国内信販会館及び博多全日空ホテルで第9回福岡総会を開催
原口酉男弁護士が福岡総会実行委員長として活躍されたおかげで、韓国側から101名、日本九州地域で65名その外日本全国より54名の弁護士が参加
(2)
この総会で両国の重要判例相互紹介研究のための判例研究共同委員会設置と第10回総会を1988.10月末頃ソウルで開催するとの議決
(3)
協議会は第9回総会を契機として飛躍的に発展されたことに加え一層努力する旨、決議文採択
(4)
総会につづいて「九州と韓国の交流史」に対し田村圓澄先生の記念講演があり、セミナーでは「消費者被害の救済節次」を主題に金東煥弁護士が、「消費者保護法寺」を主題に平木純二郎弁護士が各発表・討論
(5) 会誌第6号を韓国側で発刊配布
17.1988.3.19.韓日判例研究共同委員会規程制定
第9回総会で議決された両国の重要判例を共同で比較研究するための韓日判例研究共同委員会設置規程を1988.3.19.ソウルで日本側代表宮永堯史弁護士・天野博之弁護士・韓国側代表任甲寅会長外安二濬弁護士等多数出席し審議決定
18.1988.7.23.判例研究共同委員会開催
第1回判例研究共同委員会を1988.7.23.神戸六甲山ホテルで開催、韓国側では柳鉉錫弁護士が「外国法院の離婚判例の効力」に関する判例を、金駿洙弁護士が「民法施行前の未婚戸主が死亡した場合と戸主が相続すべき男子なく死亡した場合の財産相続順位」に関する判例を各発表し、日本側では平木純二郎弁護士が「認知請求に関して」、天野博之弁護士が「交通事故損害算定基準の韓日比較に関して」各判例を研究発表
19.1988.10.22.第10回定期総会
(1)
ソウルヒルトンホテルにてソウル総会開催。任甲寅会長と相馬達雄会長が各々会長に再選され日本側の石川泰三弁護士を会長代行に選任
(2)
此の総会に日本弁護士44名韓国弁護士90名参加、駐韓国日本大使梁井新一氏・日本弁護士連合会藤井英男会長及び大韓弁護士協会文仁亀協会長の祝辞についで、韓日弁護士協議会は人権の保障が尊厳なる人間本来の価値に基礎するものであるから基本的人権の擁護と伸張こそ民族と国家を超越する人類共同の目標である事を確認し、我々隣国の弁護士はその与えられた使命に基づいて互いに緊密な協助のもと人権が侵害される事のない様努力する事等を誓う旨の決議文を採択した。
(3)
21世紀委員会委員長高柄翊氏が「亜細亜の平和と発展の為の韓日共同課題」という題で記念講演を行った。
(4)
記念SYMPOSIUMにて、「民事訴訟の迅速化」との主題で金光年弁護士と小田光紀弁護士が発表し、藤井郁也弁護士が「外国判決の効力と相互保障に関連して」事例研究の発表があった。
(5)
当日原口酉男弁護士と柳瀬宏弁護士が表彰された。
(6) 協議会会誌第7号日本側編輯
20.1989.7.29.判例研究共同委員会開催
第2回判例研究共同委員会を新羅の古都慶州の朝鮮ホテルで開催。
当日韓国側の白亨球弁護士が「包括的一罪と公訴事実の特定」に関する判例を、全教昌弁護士が「保證渡の慣行と運送人等の責任」に関する判例を各々発表し、日本側の柴田定治弁護士が「借地借家法改正問題」に関して、宮永堯史弁護士が「信教の自由(政教分離原則と関連して)」に関して各々発表した。
21.1989111.5.第11回定期総会
(1)
東京オークラホテルにて第11回東京総会開催、
同総会で1990年度韓日判例共同委員会を日本箱根にて開催する事とし第12回総会はソウルで10月頃に開催する事と会誌第9号は日本側で発刊する事を議決し、日本最高裁判所伊藤正已裁判官の祝賀挨拶のあと、在日本韓国人3世の法的地位等に関する決議文の採択があった。
(2)

東京大学大沼保昭教授の「日本の戦後責任と法律家の役割」と言う演題の記念講演があった。
(3)
此の日の記念ゼミナールでは李範烈弁護士と天野博之弁護士が「在日韓国人の法的地位に関する諸問題」に関して発表した。
(4)
柳鉉錫弁護士と金駿洙弁護士が表彰された。
(5) 総会を終えた翌日、協議会の役員等は日本最高裁判所・日本弁護士連合会・東京三弁護士会を各訪問して、在日韓国人3世法的地位問題に対する意見を交換すると同時に韓日両国間の法曹人親善交流強化の為の意見を交わした。
22.1990.7.29.判例研究共同委員会開催
第3回判例研究共同委員会を1990.7.28.日本箱根湯本天成園にて開催。
当日韓国側の弁護士が「租税法上信義誠実の原則」に関する判例を、李鍵浩弁護士が「協議離婚に於る離婚意思の確認」に関する判例を各発表し、日本側の平木純二郎弁護士が「定住外国人の選挙権被選挙権」に関する発表をし、上條義昭弁護士が「建築関係法規に関する紛争と抗告訴訟の成否」に関する判例を発表した。韓国側の鉉錫弁護士・金教昌弁護士と日本側の山本清子.天野博之弁護士が各討論に参加した。
23.1990.10.13第12回定期総会
ソウルハイヤットホテルにて開催(韓国側130名・日本側60名参加)。
(1) 議事
@ 役員の改選が行なわれ、日本側会長相馬達雄弁護士の退任により、新たに石川泰三弁護士が会長に就任し、相馬前会長は名誉会長に推挙された。なお、石川新会長によって若干の理事・顧問・相談役を追加指名することが承認された。
A 1991年8月初頭第4回日韓判例共同研究会を韓国済州島にて開催すること、及び第13回定時総会を11月頃東京で開催することを決定。
(2) 大統領特別補佐官李洪九氏の「転換期の国際政治のアジア太平洋共同体」との演題による記念講演があった。
(3) 記念シンポジウムでは、李尚圭弁護士と今西一男弁護士が、「土地取引規制法制」に関して各発表し、活発な討議がなされた。
(4) 小田光紀弁護士・長谷川泰造弁護士が表彰された。
24.1991.8.3〜4第4回判例研究共同委員会
(1)
8月3日済州島の済州グランドホテルで開催(韓国側45名・日本側30名参加)。韓国側からは、張秀吉弁護士の「外貨債務給付判決」と金光年弁護士の「名義信託に関する問題」について、日本側からは、岡田暢雄弁護士の「株主総会運営の問題点」と相馬達雄・平山純一郎弁護士の「人工受精の法律上の問題」について、それぞれ研究発表がなされ、活発な討議が行われた。
(2) 8月4日済州グランドホテルのゴルフ場で懇親ゴルフが、好天に恵まれて和やかに行われた(参加者23名)。
25.1991.11.2.第13回定期総会
(1) 東京Roya1Parkホテルで開催
(日本側72名,韓国側42名参加)
(2) 役員改選が行なわれて韓国側会長任甲寅弁護士の後任として申昌東弁護士が選出され,任甲寅前会長は名誉会長に推挙された。総会の委任によって申昌東会長は弁護士を副会長に指名。第14回総会を1992.10.ソウルで,第5回判例研究共同委員会を1992.8.日本別府で開催することを決定。
任甲寅,張秀吉,朴鍾昊弁護士が表彰された。
(3) 「韓・日両国民の思考と行動」という演題の作家 井澤元彦氏の講演に続いたSeminarで柳 鉱 錫会員が「在日韓国人の遺産の処理に関して,」藤井郁也会員が“日本滞在中の韓国人の人身災害補償の問題点"に関して発表した。
26.1992.8.1.第5回判例研究共同委員会
日本の大分県別府市の杉の丼ホテルで日本側24名,韓国側34名(外家族31名)参席して開催。
朴斗煥会員が「夫婦共有財産の執行に関する韓国民事訴訟法の規定」に関して,長谷川泰造会員が「脳死と臓器移植」に関して発表した。
1992.7.31.別府Go1f場で親善Golfコンペ。
27.1992.10.10.第14回定期総会
(1) ソウルのラマダルネッサンスホテルにて開催
(韓国側70名・日本側25名参加)
(2) 1993年8月初頭第6回法制・判例研究会を韓国慶州で開催及び第15回定期総会を11月頃京都(後日東京に変更した)で開催することを決定。
(3) 韓昇洲教授の「韓中修交と韓日関係への影響」との演題による記念講演があった。
(4) 記念シンポジウムでは、李尚圭弁護士・青木康弁護士が「日韓両国の行政争訟の理論と実際」に関して各々発表し、活発な討議がなされた。
(5) 谷口由記弁護士・田辺善彦弁護士・天野博之弁護士が表彰された。
(6) 1992.10.9.親善ゴルフを行なった(韓国側20名・日本側12名参加)。
28.1993.7.31.第6回法制判例共同研究会
(1) 韓国の慶州現代ホテルで開催(韓国側28名・日本側18名参加)。
日本側丸山和也弁護士・秋山昭八弁護士、韓国側李尚圭弁護士・景洙謹弁護士が「日韓両国における外国人の受け入れ規制について----その実態と将来の展望----」に関して発表し、活発な討議が行われた。
(2) 翌8月1日、慶州地方の終日観光を行い、古都の歴史と情緒を満喫した(日本側16名・韓国側25名参加)。
29.1993.11.20.第15回定期総会
(1) 東京キャピタル東急ホテルで開催(日本側70名、韓国側26名)
(2)
1994.8.初第7回法制判例研究会を日本の福岡で開催する事を決議したが事情により両側合意で取消し第16回定期総会を1994年11月中旬頃ソウルで開催することを決定、又協議会規約第3条後段部門を"両国人の権益擁護"に改正することを決議。
(3)
日本衆議院議員 鳩山邦夫議員の[激動する日本の政局と将来の展望]という題目で記念講演。
(4) 記念シンポジウムで弁護士、秋山昭八両弁護士の[情報公開制度]に関して各々発表し、活発な討論が有った。
(5) 弁護士、李尚圭両弁護士が表彰される。
(6) 1993.11.19.韓日親善ゴルフ(韓国側10名、日本側10名参加)。
30.1994.11.19.第16回定期総会
(1)
ソウルのホテルインターコンチネンタルにて開催(韓国側32名・日本側20名参加)
(2)
役員の改選が行われ、日本側会長石川泰三弁護士の退任により、新たに秋山昭八弁護士が会長に就任し、石川前会長は名誉顧問に推挙された。
第17回定期総会を1995年11月中旬頃日本名古屋で開催することを決定。
(3) 韓国国会商工分科委員会委員長趙淳昇議員の「北韓核問題と韓半島周辺情勢」との演題による記念講演があった。
(4)
記念シンポジウムは、金光年弁護士と丸山和也弁護士が「集団訴訟」に関して各々発表し討議がなされた。
(5)
丸山和也弁護士・秋山昭八弁護士が表彰された。
(6) 1994年11月18日ニュー・ソウル・カントリーにおいて親善ゴルフを行った。
(韓国側10名・日本側10名参加)
31.1995.11.18第17回(名古屋)定期総会
(1) 名古屋、犬山市国際観光センターで開催(ただし、レセプションは名鉄犬山ホテル)
(韓国側35名、日本側35名;同伴者韓国側14名、日本側7名)

(2)


韓国側会長に弁護士(JEON Jeong-Goo)を新任会長に選出し、韓国側副会長に黄桂龍(HWANG Key-Ryong)、全教昌(KIM Kyo-Chang)弁護士他、数名(後に韓国側理事会で選出)を各選任し、前会長申昌東(SHIN Chang-Dong)弁護士は顧問に推挙された。次回定期総会は韓国(済州島)で11月中に開催するよう決議。
(3) 特別講師として、愛知県犬山市長、石田芳弘氏が「地方自治と規制緩和」の演題で記念講演。
(4) セミナーの主題である「行政規制」に関して李尚圭(RHI Sang-Kyu)弁護士、梶谷剛氏、鈴木利治弁護士が主題発表をした。
(5) 総会前日には犬山カントリークラブで親善ゴルフ競技が行われ(韓国側20名、日本側10名)、総会翌日には石川泰三前会長の親切な案内を受けながら犬山市近郊にある「明治村」を探訪観光した。
32.1996.11.16第18回済州島定期総会
(1) 韓国最南端の済州島、済州島グランドホテルで開催(韓国側54名、日本側25名、同伴者、韓国側23名、日本側4名)。
(2) 梶谷剛弁護士、鈴木利治弁護士に表彰状が贈呈された。
(3) 特別講師利相禹(Kee Snag-Woo)博士(新Asia秩序研究会長)により「地球村時代の世界平和と知性人の責任」との演題で記念講演。
(4) セミナー主題の「憲法は生きて機能しているか---憲法裁判の実績と課題」に関して、天野博之弁護士と李石淵(Lee Seon-Yeo)弁護士が主題発表。
(5) 総会前日には済州吾羅(Ora)Country C1ubにて親善ゴルフを行った(参加者、韓国側同伴者含み41名、日本側同伴者含み15名)、総会翌日には、全 挺 九(Jeon Jeong-Goo)会長の案内で、漢山麓の自然風景と如美池植物園、盆栽院等を探訪観光した。
33.1997.11.8 第19回定期総会
(1) 東京近郊にある「成田 View Hotel」で開催(日本側33名韓国側36名;同伴者日本側5名韓国側17名)。
(2) 金教昌(Kim Kyo-Chang)弁護士、曹喜彩(Cho Hie-Che弁護士に表彰状贈呈。
(3) 特別演士として新堂幸司東京大学名誉教授が「21世紀を展望した弁護士のあり方---法曹教育のdilemma」と言う演題で記念講演。
(4) 総会の主題である「21世紀を展望した弁護士の使命と役割」に関して奈良道博弁護士と、金聖男(Kim Sung-Nam)弁護士が発表を行った。
(5) 総会前日には総成カントリークラブで親善ゴルフ協議を行った。(参加者 日本側 同伴者含み15名韓国側 同伴者含み20名)。
34.  1998.10.17 第20回定期総
(1) 韓国ソウル市内にある「ルネッサンス・ソウルホテル」で開催(韓国側48名、日本側23名、同伴者、韓国側9名、日本側5名)
(2) 新堂孝司(Shindo Koji)弁護士、藤井郁也(Fujii Ikuya)弁護士に、表彰状授与
(3) 特別演士として黄仁政(Hwang In-Joung)博士(前韓国開発院院長)が「世界秩序変化とアジア経済の構造調整」という演題で講演。
(4) 総会の主題である「金融機関破綻に関連した法律上の問題」に関して、李鍵浩(Lee Keon-ho)弁護士が主題発表
(5) 総会前日には「泰光 country club」で親善 Golf 競技を行った(参加者:韓国側同伴者を含み19名、日本側同伴者を含み10名、計8 Team)
35. 1999.10.16 第21回定期総開催
(1) 日本國東京都千代田区に位置したgrand Arc半蔵門ホテル(Hanzomon Hotel)で開催、韓國側會員42名と同伴者18名が参加。
(2) 表彰状授與(陶斗亨辯護士 林希澤辯護士)
(3)

特別演士として水野順子・ASIA經濟研究所主任研究員が「日本と韓国の企業經營と勞働styleの差」という演題で記念講演。

(4)

總會の主題である「辯護士の立場で見た司法改革」に關して金日秀辯護士と大橋正春辯護士がそれぞれ發表し討論がなされた。(討論參加者:孫京漢辯護士、李石淵辯護士、池上徹辯護士、酒井俊皓辯護士)

(5)

韓國側會長に黄桂龍(HWANG KYE RYONG)辯護士を、日本側會長に新堂幸司辯護士を新任會長にそれぞれ選出し、韓國側副會長に張秀吉監事を選出し、全綎九前會長と秋山秋昭八前會長を顧問に推戴。
次回定期總會は韓國で
10月中に開催することを決議。

(6) 總會前日には成田SohseiC.C.で親善Golf競技を行った。
36. 7回 判例研究會および懇談會開催
  200.5.27 ソウルで第7回判例研究會など開催、この日韓國側の李在性辯護士が「韓国の公證制度について」、日本側の新堂幸司が「審理方式に見た一部請求論の展開」(最近の最高裁判決の分析と展望)についてそれぞれ發表し討論がなされた。
37. 2000.10.28 22回定期總會
(1)

ソウルCoex International Hotel にて開催。(韓國側43名、同伴者11名、日本側22名、同伴者9名参加)

(2)

酒井俊皓辯護士、池上徹辯護士に表彰状贈呈。

(3)

特別講師、張達重(JANG Dal-Joong)教授(ソウル大政治學)により「南北頂上會談、東北亜國際秩序及び韓日關係の未来について」の演題で記念講演。

(4) 總會主題である「インターネットに關する法律問題」に關して、牧野次郎辯護士と韓相郁(HAN Sang-Wook)辯護士が發表。樋口一夫辯護士、飯田耕一郎辯護士、李成熙(LEE Seong-Hee)辯護士、柳鉉錫(RYOU Hang-Hyun)辯護士が討論参加。
(5)

總會當日、日本側同伴者は昌特宮を觀光

(6)

23回總會は200111月頃日本で開催することを、第8回法制判例研究會は20015月頃韓國での開催を決議。

(7)

總會前日にはレークサイドC.C.の東コースで親善ゴルフ競技を行った。

38. 20016.2第8回法制判例研究會開催
(1)

ソウルロッテホテルにおいて開催。日本側の梶谷剛辯護士が「日本における司法制度改革」に關して、韓國側の朴東徏(PARK Dong-Sup)辯護士が「韓國家族法判例を中心に權利濫用禁止の原則」に關して、姜宗求(KANG Jong-Ku)辯護士が「韓國の司法改革紹介」を各々發表。

(2) 研究會前日にはソウルC.Cにおいて親善ゴルフ競技を行い、研究會翌日には公州、扶餘を探訪觀光
39. 2001111723回定期總會
(1)

新宿、京王 PLAZA HOTEL において開催

(2)

申昌東辯護士、韓相郁辯護士に表彰状授與

(3) 記念講演として、東京大學法學部中山信弘教授が「知的財産權とデジタル革命」という演題で記念講演。
(4) 總會主題である「デジタル辞退の知的財産權」に關して趙龍植辯護士と牧野二郎辯護士が發表、洪明昊、張慶贊、尾崎孝良、金野志保辯護士が討論参加。
(5) 24回總會は2002.11月頃韓國で開催することを、第9回判例研究會は2002.5頃日本での開催を決議。
(6) 總會前日櫻ケ丘 Country Club において親善ゴルフ競技を行いました。
40. 2002.5.25第9回判例研究會開催
(1)

霧島 IWASAKI HOTEL において開催。韓國側の李鍵浩辯護士が「韓國の商街建物賃貸借保護法制度と解釋、適用上の問題」に關して、張慶贊辯護士が「獨占規制及び公正去來法に關して判例研究−違憲審判中心」に關して、日本側の新堂幸司辯護士が「特許出願後に特許を受ける權利を奪われた場合の救濟方法−最高裁平成13年6月12日三小法廷判決」に關して各々發表。

(2) 研究會前日霧島ゴルフクラブにおいて親善ゴルフ競技を行い、研究會翌日は霧島高原、櫻島等觀光
41. 200211.2.第24回定時總會
(1) 韓國ソウル市内にある RENAISSANCE SEOUL HOTEL で開催
(2) 新堂幸司(SHINDO KOUJI)辯護士、山中靖夫(YAMANAKA YASUO)辯護士に表彰状贈呈
(3) 記念講演:西江大學校の教授李相禹博士が「東北アジアの新しい秩序と日韓關係」という演題で記念講演
(4)

セミナーの主題である「韓國の獨占規制及び公正取引に關する法律の域外適用」に關して邊火英土熏辯護士が發表し、「日米獨占禁止法の域外適用」に關して渡辺肇辯護士が發表。
金弘基辯護士、崔昇宰辯護士が討論に参加。

(5)

總會の前日に NEW SEOUL C.C で親善ゴルフコンペがあった。

42. 2003.5.30.第10回判例研究會を開催
(1)

西歸浦 KAL HOTEL で開催
韓國側からは洪明昊辯護士が「任員の責任と保險−判例の傾向と分析」に關して、日本側からは宮永堯史辯護士が「破産者の破産免責に關する判例」を各發表。

(2)

研究會の前日に西歸浦の中文 C.C で親善ゴルフコンペがあった。

43. 200311.8.第25回定時總會を開催  (會誌)
(1)

神戸ポートピアホテルで開催

(2) 景洙謹辯護士、張慶贊辯護士に表彰状授與
(3) 記念講演:新堂幸司辯護士が「日本における法科大學院の誕生」という演題で講演
(4) シンポジウム:「日韓兩國における環境權の現況」という主題で池上徹辯護士、宋在雨辯護士が主題發表をし、大西裕子、河瀬眞、張慶贊、洪明昊辯護士が討論に参加
(5) 26回定時總會は200411月ソウルで開催し、第11回判例研究會は2004年5月頃に日本で開催することに決議
(6)

總會の前日に神戸ゴルフクラブで親善ゴルフコンペがあった。

44. 2004515.第11回判例研究會を開催
(1) 京都ウェスティン都ホテル(Westin Miyako Hotel)で開催
(2) 秋山昭八辯護士が「醫療訴訟の現況」に關して、金基泰辯護士が「醫療中斷行為と醫師の刑事上の責任に關して、鄭燦e辯護士が「自動車の急發進と損害賠償責任」に關して、小田大輔辯護士が「職務發明と相當な代價に關する訴訟」關して各研究發表
(3)

研究會發表の前日に比良ゴルフクラブで親善ゴルフコンペがあった。

45. 20051119.第26回定時總會を開催 會誌